【元消防士監修】自宅でできる家族を守る防災術

【「阪神淡路大震災」経験者の元消防士監修】家族を守る生存戦略 災害時に家族を守れる、頼れる父親になりたい方必見!? 地震、津波、台風など突発的な自然災害時に家族を守れる『防災・救急のロードマップ』を公開

災害発生時におすすめの非常食ってどんなもの?

今回の記事では、災害発生時におすすめの“火や水を全く使わないで食べられる非常食”を紹介します!

 

その非常食がおすすめの理由や、保存時の注意点も一緒に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

では、スタート!!

 

 

 

目次

1・今回の記事を読んでほしい人

2・非常食を備える上で考えなければいけないこと

3・火も何も使わないで食べられる非常食5選

4・避難所には持っていかない方がいい非常食

5・非常食のストック方法について

6・僕からの、アウトプットのお願い

 

 

1・今回の記事を読んでほしい人

 

・非常食と言っても、何をどのくらいの量を備えたらいいのか分からない人

 

ライフラインが止まっても美味しく食べられる非常食が知りたい人

 

・家族の好き嫌いが激しくて何を備えようか迷っている人

 

 

上記の1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

 

 

2・非常食を備える上で考えなければいけないこと

 

非常食を用意する上で、考えなければならないことがいくつかあります。

 

・栄養バランスと賞味期限

・準備や片付けが簡単であること

・災害時、自分たちが本当に食べられるものであること

 

最低でもこの3つはクリアしたものを用意しましょう。

 

非常食と聞くと、缶詰やカップ麺などを想像する方も多いと思いますが、炭水化物や塩分の強いものに偏りがちになります。

 

避難生活が2・3日で終わるのであれば、それでも問題ありませんが、ライフラインが復旧するまででも、早くて1か月ほどかかります。

 

それだけ長い期間偏った食事を続けてしまうと体調を崩すことも大いに考えられるので、栄養バランスの管理は気を付けたいポイントになります。

 

必要量としては、最低でも3日分は用意し、可能であれば、5日、7日、14日、1か月と用意していた方が安心です。

 

1日の必要量の目安としては、1日当たりの摂取目安カロリーの半分を目指しましょう。

 

成人男性であれば、本来の目安2000kcalの半分の約1000kcal。

 

成人女性であれば、本来の目安1800kcalの半分の約900kcalとなります。

 

 

また、準備が簡単かつ、片付けが簡単である非常食を用意することで、時間とごみの節約に繋がります。

 

避難生活中はごみの回収業者の方も避難生活を送っているため、ごみの回収がありません。

 

自宅や避難所にごみが溢れかえると不衛生ですので、少しでも抑えられるのであれば抑えた方がいいです。

 

 

そして、これが一番大切なことですが、災害時に自分たちが本当に食べられるものであることです。

 

準備はしていたけど、いざ食べてみると不味い、食べにくい、食べられないとなってしまうと何のために準備したのか分からなくなってしまいますよね。

 

準備しようと思うものは、必ず事前に食べてみて、これなら災害時に食べられるという確認をしておきましょう。

 

 

 

3・おすすめの非常食

 

では、実際に非常食としてどんなものがあるのか、どんなものを用意すればいいのかを見ていきましょう。

 

3-1・火も何も使わないで食べられる非常食5選

 

災害時はライフラインが止まることが予想されますが、火や水が使えない時に重宝するのが、そのまま食べられる非常食です。

 

1 おかずやンの缶詰

 

スーパーなどで見かける惣菜・おつまみ系や、ビスケット缶や乾パンなども有名ですね。

 

今では、ふわふわのパンが入った缶詰や豚汁、おでんなど、種類も非常に多くなりました。

 

僕も実際に缶に入ったパンを食べたことがありますが、普通に美味しかったです!

 

味の種類も豊富なので、好みの味を探して用意してみましょう。

 

災害用ではないですが、缶つまシリーズには普段からよくお世話になっています笑

 

食べなれた味が非常食の中にあると安心もするので、僕もこれからは普段食べているつまみも保存食に回していこうと思います!

(おすすめの缶パンのURL)

(おすすめの缶つまのURL)

 

 

 

2 カロリーメイトなどのバランス栄養バー

 

カロリーメイトはバランス栄養食として有名ですね。

 

通常のカロリーメイトは賞味期限が1年なのに対し、カロリーメイトロングライフという賞味期限が3年のタイプもあります。

 

一袋2本入りで、1本につき100kcalのまとまったカロリーを取れるので、摂取カロリーの計算もしやすいです。

 

ちなみにカロリーメイト以外の商品も豊富にありますし、それぞれ味の種類も豊富なので好みに合わせて用意できるのも、嬉しいポイントです。

 

個人的には、バランスパワーのブルーベリー味が好みなのでよくおやつ代わりに子供たちと食べています。

 

バランスパワーも通常は賞味期限が1年程度ですが、6年保存可能なタイプもあります。

 

でも6年タイプは味の種類が少ないのが少し残念です。

 

(カロリーメイトロングライフURL)

(バランスパワーブルーベリーURL)

(バランスパワー6YEARS URL)

 

3 チョコや羊羹などのお菓子類

 

チョコや羊羹、ビスケットなどのお菓子類は手軽にカロリー補給出来る非常に優秀な非常食です。

 

また、チョコレートに含まれるテオブロミンは自律神経を調節する作用もあるため、リラックス効果にも期待できます。

 

通常のチョコレートは、チョコのみの場合の賞味期限は約1年ですが、生クリームやナッツが入っているタイプだと数日~6か月と短くなってしまいます。

 

どうしても好きなものを用意したい場合は、賞味期限に注意しましょう。

 

井村屋の“えいようかん(5年保存可能)”と“チョコえいようかん(3年保存可能)”という商品は、特定原材料27品目不使用なので、アレルギー持ちの方でも安心して食べることが可能です。

 

特にチョコえいようかんは、濃厚な生チョコやザッハトルテのような美味しさと様々なメディアで取り上げられるほどの人気です!

 

また、水を注げば、約30秒後には食べられる“水もどり餅”という商品は、甘いものが苦手な人でも食べられる醬油味があるのも嬉しいポイントです。

 

栄養機能食品でカルシウムやビタミンが取れるのも嬉しいポイントです。

 

 

(えいようかん・チョコえいようかんURL)

(水で戻せるおもちURL)

 

4 発熱材の入った一食パック

 

付属で発熱材が入っており、少し温める時間が必要ですが、どこでも熱々の食事が取れます。

 

火や水を使わずに取れる、温かな食事は、災害時という極限状態の癒しになることは間違いないでしょう。

 

少々値は張るように感じるかもしれませんが、味・ボリューム共に満足できる内容ですので非常におすすめです!

 

(レスキューフーズURL)

(調理不要食ザ・○○ライスシリーズURL)

 

 

5非常用の野菜ジュースや野菜スープ

 

阪神淡路大震災の際、被災者に何が一番食べたいかというアンケートを取った結果、肉や魚よりも野菜と答えた人が一番多かったそうです。

 

避難所の配給は炭水化物に偏りがちになり、栄養も偏ります。

災害時の健康のためにも、ぜひ用意しておきたいですね。

 

 

(カゴメ野菜の保存食セットURL)

 

 

4・避難所には持っていかない方がいい非常食

 

避難所生活では当然ながら色々な人がいるため、他の人の迷惑・不快感を与えないように注意する必要があります。

 

非常食を避難所に持ち寄る場合でも、他の方の迷惑にならないようにする必要があります。

 

特に、他の人が不快だと感じる臭いを発する可能性のある飲食物は注意が必要です。

 

例えば、にんにくやアルコール類は食べたり飲んでいる人は心地いいですが、飲酒後の口臭が苦手な人は少なくはありません。

 

避難所でのトラブルにならないように、自宅避難時限定にした方が無難です。

 

 

5・非常食の保存方法について

 

「非常食はいつ来るかわかならい災害に備えるもの」という意識があると思います。

 

「せっかく非常食を買って用意していても、いつの間にか賞味期限が切れていた」なんてのはよく聞く話ですよね。

 

それを回避するには2つの方法があります。

 

1つ目は長期保存食を買って賞味期限切れを極力起こさないようにする方法です。

 

3~7年の長期保存が可能な非常食のセット販売もされているので、その賞味期限が来る前にまとめて交換してしまいましょう。

 

メリットとしては、

・保存期限の管理が楽

・プロセレクトのセット購入で安心

などが挙げられます。

 

デメリットとしては、

・まとめ買いになるので、1回にかかる金額が高額になる(セット価格例、5日間分:約13000円、7日間分:約2万円)

・交換の際、前回分の処理を食べるにしては大量、捨てるにはもったいない

などが挙げられます。

 

2つ目の方法としては、普段の食材・加工品のストック量を少しずつ増やし、古いものから使って、その分補充してストックを切らさないようにする、ローリングストックという方法です。

 

こちらの方法であれば、あくまで日常の延長線として考えられるので、初めて備蓄をしようと考えている人にもハードルは低いと思います。

 

メリットとしては、

・日常の延長線として考えることが出来る

・何をどのくらいストックしているのか把握しやすい

 

デメリットとしては、

・栄養バランスなどを考えてストックする必要がある

ライフラインが断たれても食べられるものをストックしていく必要がある

 

 

どちらの方法もメリットとデメリットがあり、各家庭に合った方法で備蓄していきましょう。

 

僕の個人的な意見としては、

 

①初めはローリングストックから始める

②備蓄用の貯金が貯まったらプロセレクトのセットを購入

③セットの賞味期限が切れるまでにまた貯金

④セットの交換

③と④のループ

 

という流れを作れるとベストかなと思います。

 

 

また、備蓄した食料は頑丈なコンテナや段ボールなどにまとめて保管しましょう。

 

まとめて保管することで、賞味期限などの管理がしやすくなる、災害時に探しやすくなるといったメリットがあります。

 

6・僕からの、アウトプットのお願い

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

せっかくここまで読んで頂いたので、1つお願いがあります。

 

それは、あなたの気になった非常食をチェックしてほしいのです。

 

あなたの大切な人を守るためにも、読んで「ふーん。そうなんだ」で終わって欲しくありません。

 

食事は災害時には健康、延いては生死に直結する本当に大切なことです。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

「こういう時にはどうしたいいのか?」などと疑問に思った時は、遠慮なく僕宛にメッセージを送ってください。

 

「もっと○○な内容を増やしてほしい」「○○について知りたいから記事にしてほしい」などものご要望や、記事を読んだ感想も大歓迎です!

 

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

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