【元消防士監修】自宅でできる家族を守る防災術

【「阪神淡路大震災」経験者の元消防士監修】家族を守る生存戦略 災害時に家族を守れる、頼れる父親になりたい方必見!? 地震、津波、台風など突発的な自然災害時に家族を守れる『防災・救急のロードマップ』を公開

地震から家族を守るために必要な考え方

本日の記事では、

「今は全く地震への備えをしていない人が、いつ発生するかわからない地震からあなたの大切な家族を守るために必要な考え方を身に着け、実際に地震に備えて自宅で出来ることは何があるのかを具体的に考えられるようになるまで」←“生存率を上げるために必要なこと”

の流れを解説していきます。

 

揃えていた方がいい道具などは別記事で紹介していますので、この記事ではあくまで“考え方”にフォーカスして解説していきます。

 

 

本日の目次

1・今回の記事を読んでほしい人

2・地震から家族を守るためには“備えること”が絶対に必要

3・具体的にどのような備えが必要なのか

4・結論!地震から家族を守るには、寝ている時の備えが必要!

5・僕からの、アウトプットのお願い

 

 

 

1・今回の記事を読んでほしい人

 

・家族や恋人、友人などの大切な人がいる人

地震に何か備えないといけないとは思っているが何をしたらいいか分からない人

・今まで地震に遭ったことがなくて、備えなくても大丈夫だと思っている人

 

上記の1つにでも当てはまる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

 

 

 

 

 

 

2・地震から家族を守るためには“備えること”が絶対に必要

 

ところで、人が無防備になる瞬間ってどういう時があると思いますか?

 

そうです。

睡眠中ですね。

 

そもそも寝ていたら意識がないので、寝ている時に上から何か降ってきたら逃げようがありません。

 

阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)の発災時刻は午前5時46分52秒です。

 

ほとんどの人が寝ている時間ですよね。

 

僕自身も普段はがっつり寝ている時間帯です。

 

阪神淡路大震災で亡くなった人の8割が、揺れが発生した直後に亡くなっています。

 

これは崩れてきた家屋や倒れたり、飛んできた家具の下敷きになり、非常に短時間で亡くなられています。

 

つまり、“災害が発生した時後に自分の力でどうにか頑張って生きていく”ことよりも、「災害が発生するよりも前から、地震に遭っても大丈夫な状態にしておく」ことが最も重要になってきます。

 

いくら災害の知識があっても、非常持ち出し袋を用意していても、何か月分の非常食を用意していても、災害発生後、まずは生き残らなければ話になりません。

 

厳しいようですが、これが現実です。

 

しかし、“どんな揺れがきても絶対に倒れない家”は存在しません。

 

なので、ある程度の頑丈な家に住み、あとは家具を倒れてこないようにしてあげるだけで、災害発生時の生存率はかなり上昇します。

 

そして、「災害が発生し、揺れが収まるまで生き残る」ここでようやく非常持ち出し袋や備蓄が意味を成してきます。

 

 

 

 

 

 

3・具体的にどのような備えが必要なのか

 

では具体的にどのような備えが必要になってくるのか一緒に考えていきましょう。

 

先ほども言った通り、睡眠中は完全に無防備な状態になるので、睡眠中に地震が起こると仮定して、“地震にある程度強い建物”と“睡眠中に家具が倒れてこないようにする”この2つを考えていきます。

 

 

まず、“地震にある程度強い建物”、というのは、「阪神淡路大震災よりも後に建てられ、まだ大きな地震に遭っていない建物」と考えてください。

 

これは1995年の阪神淡路大震災後に、建築関係の法改正があり、「阪神淡路大震災クラスの地震に1度は耐えられる強度の建物しか建ててはいけません」というようになりました。

 

あなたの家はどうでしょうか?

 

1995年よりも前に建てられていますか?

 

地震の被害を1度でも受けたことがありますか?

 

もし、「1995年よりも前に建てられている」か「地震の被害を1度でも逢っている」のであれば、地震に強い家とは言えませんので、注意が必要です。

 

 

そして、“睡眠中に家具が倒れてこないようにする”ためには、2通りの方法があります。

 

1つ目は、家具を固定する方法です。

 

ネットやホームセンターで家具を壁に固定し、引き出しなどは出てこないようにするアイテムが販売されているのでそれらを使います。

 

2つ目は、倒れきたり飛んでくる家具を寝室に置かないようにすることです。

 

阪神淡路大震災の時には、200㎏以上あるグランドピアノや、60㎏以上あるブラウン管テレビが教室の端から端まで飛んで壁や床にめり込んでいました。

家にある洋服ダンスや食器棚程度であれば余裕で倒れます。

 

ちょっと想像してみてほしいのですが、

 

机の上に、筆記具やペットボトル、本などを立てている時に、机を思いっきりガタガタガタって揺さぶるとどうなりますか?

 

そうです。

倒れますよね。

机の上がぐちゃぐちゃになりますよね。

 

そうです。

その机は大地震が起きた時のあなたの寝室です。

 

それならどうしましょうか?

 

家具は動かないように、中身が出ないように固定するか、そもそも寝室には置かない、この2択しかなくなるわけです。

 

 

4・結論!地震から家族を守るには、寝ている時の備えが必要

 

結論として、家族を地震から守るためには、非常持ち出し袋や備蓄の準備をすることよりも、

 

「1番無防備になってしまう睡眠中に地震が発生したとしても、生き残れるようにする」

 

ことが重要になってきます。

 

もう1度言いますが、阪神淡路大震災では、地震発生時刻が早朝であったため、ほとんどの人が自宅にいました。

 

そして、地震発生から短時間のうちに、倒壊した家屋や家具の下敷きになって、5000名以上の方が亡くなっています。

 

この悲惨な事実を私たちは受け止め、未来に同じような被害を出さないようにしていくことが重要ではないでしょうか。

 

見ず知らずの人を助けるためではなく、あなたの大切な人を守るために行動していきましょう。

 

その行動のきっかけになれれば幸いです。

 

 

5・僕からの、アウトプットのお願い

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

せっかくここまで読んで頂いたので、1つお願いがあります。

 

それは、あなたの自宅に家具が倒れてきたりする危険な場所はないかチェックしてほしいのです。

 

あなたの大切な人を守るためにも、読んで「ふーん。そうなんだ」で終わって欲しくありません。

 

この記事を読んで視点の変わったあなただからこそ、見つけられる危険があるかもしれません。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

「こういう時にはどうしたいいのか?」などと疑問に思った時は、遠慮なく僕宛にメッセージを送ってください。

 

「もっと○○な内容を増やしてほしい」「○○について知りたいから記事にしてほしい」などものご要望や、記事を読んだ感想も大歓迎です!

 

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

公式ライン:

メールアドレス: