【元消防士監修】自宅でできる家族を守る防災術

【「阪神淡路大震災」経験者の元消防士監修】家族を守る生存戦略 災害時に家族を守れる、頼れる父親になりたい方必見!? 地震、津波、台風など突発的な自然災害時に家族を守れる『防災・救急のロードマップ』を公開

妊娠中のパートナーに対して男が出来ること

妊娠は女性にとっても、もちろんそのパートナーの男性にとっても非常に重要なイベントです。

 

ですが、多くの男性からすれば、自分の体で起こっていることではない為、自覚が薄く、何気ない言動で女性を傷つけてしまうことが多々あります。

 

「妊娠中に言われたこと、腹が立ったことは一生忘れない」と言っている女性は非常に多いですが、当然いい意味と悪い意味があります。

 

どうせならいい意味で忘れられない方がいいですよね!

 

僕自身、妻と2回の妊娠期間を過ごしましたが、2回ともいい意味で忘れられない、と言ってくれています!

 

女性の体やメンタル面でどのような変化が起こり、どのように接すればいいのか、想像力を働かせながら読み進めてもらうと嬉しいです。

 

 

 

目次

1・今回の記事を読んでほしい人

2・妊娠による女性の“身体的”な変化

3・妊娠による女性の“精神的”な変化

4・忘れられない悲しかった言動

5・忘れられない嬉しかった言動

6・妊娠中のパートナーと接する時はいつも以上に想像力を働かせて!

 

 

 

 

 

 

 

1・今回の記事を読んでほしい人

 

・妊娠中のパートナーがいる人

・パートナーとの妊娠を望んでいる人

・友人や知人に妊娠中のパートナーがいる人

 

上記の1つにでも当てはまったら、是非ともこの記事を参考にしてみてください!

 

2・妊娠による女性の“身体的”な変化と“精神的”な変化

 

妊娠することで女性の体には様々な変化が起こります。

 

情緒不安定になったり、突然体調が悪くなったり、本人も驚くような変化がたくさん起こります。

 

その変化を知っておくことは非常に大切なことで、どんなことが起こるか分かっていれば、冷静にサポートできます。

 

妊娠中、身体的な変化には、出産に近づくほどお腹が大きくなるのは見ていてわかりますが、

・常に眠い(特に昼間)

・疲れやすい

・体温が上がる

・呼吸が速く深くなる

・頭痛や吐き気

・お腹の痛みやけいれん

・性器からの出血

・心拍数の増加

・手足のふるえ

・視力障害

・めまいやふらつき

・食欲が無くなったり、ありすぎたりする

・においに敏感になる

・便秘がちになる

などの目に見えづらい症状が慢性的に起こり得ます。

 

ホルモンによる影響が大きく、外見からでは気づけないことも多くあります。

 

さて、この症状を見た時に何か自分の体で身に覚えはありませんか?

 

性器からの出血はないかもしれませんが、何か同じような症状で思い当たるものはありませんか?

 

僕の妻が言っていたのは「割と重めの風邪みたいな感じがずっと続く」でした。

 

確かに重めの風邪を引くと「体温上がって、呼吸が速くなって、頭痛や吐き気があって、ふらつく」感じがありますよね!

 

これが妊娠中のベースの体調らしいです。

そこに、つわり(さらなるお腹の痛みと気持ち悪さ)が加わり、食べ物の好みも変わる場合があるようです。

 

僕の妻の場合、無性に酸っぱいもの(レモンや梅干しなど)やジャンキーなもの(ハンバーガーやポテトフライなど)が欲しくなったりしていました。

 

ですがまだ食欲がある時はマシな方で、全く食欲が無くなったり、食欲はあるから食べるけれどすぐに吐いてしまう、ということもありました。

 

僕の妻が人一倍このような症状がひどかったわけではなく、多くの女性が同じような辛さを経験しているようです。

 

この状況を自分に置き替えてみるとめちゃくちゃストレスですよね。

 

また、妊娠中に様々なストレスが重なることにより、“妊娠うつ”と呼ばれるうつ病になってしまうケースも少なくありません。

 

また、妊娠鬱と同様、産後には様々なストレスからうつ病に発展してしまう“産後うつ”もあります。

 

「マタニティーブルー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、マタニティブルーというのは、一過性で2人に1人の割合で起こると言われており、10日~2週間程度で症状が落ち着くことが多いのですが、産後うつはそれ以上続き、治療が必要になる場合もあります。

 

産後うつの症状としては、

・すぐにイライラしてしまう

・気持ちが落ち込みやすく、涙もろくなる

・食欲にムラがある

・何をしても「楽しい」と感じない

・体がだるく感じる

・寝つきが悪くなる

・他人との交流が面倒に感じる

・気力がなく、ミスや後回しにすることが増える

などがあります。

 

これらの症状は妊娠中だけに限らず、うつ病の症状として現れるものです。

 

これらの症状が現れると、自分自身や置かれている状況を悪く捉えて「将来の子育てに自信が持てない」「どうして自分だけが辛い思いをするのか」と感じ、自分を責める気持ちが現れたり、自己嫌悪感を抱いてしまいます。

 

このような気持ちが積み重なると落ち込みがひどくなり、睡眠が十分に摂れず、食欲も低下し、元気や気力が落ちる、という悪循環が生まれてしまいます。

 

正直僕は本当に男に生まれてよかったなと思うと同時に、ある意味自分の代わりにそれだけ辛い思いをしている妻を何としてでも楽をさせたいと思うようになりました。

 

 

3・パートナーの妊娠中に気を付けること

 

妊娠中は普段よりも色々と気を付けなければいけないことがあります。

 

感染症の予防も普段とは状況が違うため、気を付けなければいけません。

 

予防用のワクチンがある場合は、夫婦そろって接種することがベストです。

 

ですが、妊娠中には打てないワクチンも多いので、基本の予防(外出後は手洗いうがい、疲れをためない、人込みを避けマスクの着用)を徹底し、感染を防ぐことが重要です。

 

また、喫煙と飲酒については、妊婦本人の喫煙と飲酒は非常にリスクが高い(流産率が2倍、早産率が1.5倍、もともと下がりやすくなっている血圧が更に下がる、酔って転倒する可能性、赤ちゃんの精神発達遅延などのリスクが上がるなど)ので妊娠したらすぐに禁煙、禁酒しましょう。

 

本人の喫煙だけでなく、副流煙でも考えられるリスクなので、パートナーと一緒に禁煙、禁酒することをおすすめします。

 

パートナーが我慢していることはなるべく一緒に我慢することで、一緒に妊娠に臨んでいるという気持ちも育むことができると思います。

 

ちなみに僕は妻とがっつり禁煙と禁酒して、妻の出産を見届けてから家で1人祝杯をあげました笑

 

妻からは「退院するまで待ってくれたらよかったのに」と言われてしまいましたが、約10か月間も我慢してからの缶ビールは最高に美味しかったです!笑

 

4・忘れられない悲しかった言動

 

ネットや実際に耳にしたことをまとめてみましたが、はっきりと言ってパートナーのことを全く気遣ってないし、何様?と思うようなことばかりです。

 

こんなことを言ってしまうようなら一生恨まれることは当たり前ですし、父親としても不安が残りますね。

 

「パートナーのことが生理的に無理になってしまった」「パートナーに興味が無くなった」という女性がいますが、これらのような言動の被害に遭っていることが多いようです。

 

妊娠の期間中は妊娠をしている本人だけでなく、そのパートナーもストレスを感じることが確かに増えてくるかもしれません。

 

ですが、パートナーのことを愛していて、一緒に居たいのであれば、もしこんなことを思ってしまったとしても、絶対に口走らないようにしましょう。

 

それでは、ネットや直接見聞きして衝撃的だったものをいくつか紹介していきます。

 

つわりがひどいときに、「気持ち悪いふりしてないで早くご飯作って!」「俺のごはんは?」「今日も1日ゴロゴロしてたの?!」と言われて凄くショックで腹が立った。

 

まずは自分に置き換えて考えてみましょう。

 

あなたは本当に体調が悪くて吐き気もめまいもするし、熱っぽい。おまけになんの苦行か体に強制的に重りまで括り付けられています。

 

そんな状態でパートナーが帰ってきた第一声でこんなことを言ってきたらどう思いますか?

 

当然ショックで腹が立ちますよね。

 

妊娠中の体の変化を知らず、自分の物差しでのみ図り、自己中心的な考えで何も考えずいるとこのような言動になるのかもしれません。

 

仕事に行ってお金を稼ぐことは大変なことですし、そのお金がないと出産も育児もままならないので必ず必要です。

 

ですが、あなたが仕事で頑張っているのと同じように、パートナーも自分の血肉を削って新たな命を体に宿し、育てています。

 

お互いに頑張っているということを忘れないようにしましょう。

 

 

つわりがひどいのに旦那の用事で出かけた帰り、エレベーターで吐いてしまい、必死に手で押さえていたら「何やってんの?」としかめっ面で言われて凄くショックで悲しかった。

 

大量のお酒を飲んで自業自得で吐いているわけではありません。

 

当然吐きたくて吐いているわけでもありません。

 

急な嘔吐で「うわっ」と思ったとしてもパートナーを気遣うことくらいはできるはずです。

 

妊娠中はパートナーに負担をかけないようにするのはもちろんですが、外出・遠出することもあると思います。

 

そのせっかくの外出中に体調が悪くなってしまうこともあると思いますが、そこで懐の大きさを見せるのがパートナーをこれからも支え続ける意思表示になるのではないでしょうか

 

 

5人目妊娠中、4人目までずっとひどいつわりだったのを見てきているはずなのに、子供たちに「ママはしんどいふりをしているだけだ」と。その一言で離婚を決めた。

 

僕がこの話を聞いた時、ただただ衝撃的の一言でした。

 

冗談だとしても言うべきではありませんが、「今までの妊娠中も同じように思っていたんだ」と感じる一言ですよね。

 

もしかすると本当に体調も悪くないときにしんどそうに見えることもあるかもしれません。

 

ですが、体調が悪い時が大半なので、そのくらい大目に見てもいいのではないでしょうか。

 

「常々しんどそうでこっちまで参ってくる」と感じることもあるかもしれませんが、事実常々しんどいので、お互いに支えあいながら乗り越えましょう。

 

 

 

5・忘れられない嬉しかった言動

 

辛いときに温かい言葉をかけられると頑張れて乗り越えられることもありますよね。

 

無理やりひねり出して言うようなものではありませんが、本心から言ってもらった温かい言葉は力になり得るということを知っておいてほしいので、いくつか紹介します。

 

つわりの症状で毎日がつらく心が折れそうな時、主人が「君が楽なように過ごしてくれればいいよ。赤ちゃんも頑張ってるよ。もう少しだよ。」と言ってくれて、その言葉で「気持ちを持ち直し、つらい時期を乗り越えられた。

 

つわりで気持ち悪いことを夫に言うと、「せめてつわりだけでも俺が変わってあげられたらいいのに…。お腹の赤ちゃんのことを大事にしてくれてありがとう。」と言ってくれた!とても感謝している。

 

つわりがひどく、横になると吐き気で寝ることも出来なかった時、主人が「大丈夫、大丈夫」と言って寝ないで起きていてくれた。安心したのか椅子に座りながら気が付いたら朝になっていた。

 

これらは、本気でパートナーのことを気遣い想いやっていたからこそ出た言動だと思います。

 

本心でポロっと出た温かい言葉だからこそ力になるのであって、「気遣ってると思って欲しいから言った言葉」はすぐに見破られたりボロが出ると思うので絶対にやめましょう。

 

妊娠中は特に神経が緊張していて、色々なことに敏感です。

 

簡単に見破られて逆効果、ということにならないようにしてください。

 

 

6・妊娠中のパートナーと接する時はいつも以上に想像力を働かせて!

 

妊娠中は心身ともに非常にストレスがかかりやすいので、出来るだけ先回りしてパートナーが楽だと感じるように動けるのがベストです。

 

ですが、四六時中寄り添って一挙手一投足に注意を払う必要はありません。

 

今どのような状態で、どのようなことを必要としているのか、理解し、自分が同じ状況だったら、と想像力を働かせることが重要です。

 

しかし、“自分”のことではなく、“パートナー”の体で起こっていることなので、「自分ならこうしてほしい」がそのまま「パートナーも同じようにしてほしい」とは限らないということはしっかりと胸に刻みましょう。

 

必要ではないのに、無理やり押し付けられる親切ほど迷惑なものはないので、あくまでも「パートナーしてほしいと思っていること」をしていきましょう。

 

正直僕自身も先回りしようとしすぎてから回ったり、鬱陶しいと言われたことが何回もありました。

 

その度に妻にはいらないストレスをかけたなと反省しています。

 

この記事が少しでも“あなた”と“あなたのパートナー”のストレス軽減に役立ってくれると幸いです。

 

 

ご意見、質問等がありましたら、お気軽にメッセージください!

 

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